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サンタのセンス

子どもの頃、“サンタクロースは本当にいる”と信じていました。

毎年クリスマスの朝になると、枕元にプレゼントがありましたから。


けれどサンタクロースにもらったものを思い出そうとしても、

どんなものだったのかを思い出すことはできません。


唯一、

小学校1年生頃にもらった二冊の本のことはよく覚えています。

そして今でもその本は家の本棚にあります。

絵本より文字がもう少し多い児童書でした。


二冊はシリーズものではありませんでしたが、

どちらの本も主人公が自分と同じ名前で、

タイトルにも名前が入っていました。

「なぜ、サンタクロースは私の名前を知っているのだろう・・」

不思議に思いながらも、とても嬉しく何度も読み返しました。


当時はスマホなんてものは無いし、Amazonだって無い。

子どもの名前をカスタマイズして絵本を作ってくれる業者もいない。

手にいれるのは簡単ではなかったと思います。

今となればそんな苦労が思い浮かびますが、

その時は気付くわけもなく、

子どもなりに“サンタの贈り物センス”が心に響きました。


大人になって、

自分がサンタになりました。

「子どもたちの心に響く贈り物はなんだろう。」


それは、多分、

彼女、彼らとの日々の関わりに感覚を研ぎ澄ましていないと

思いつかないものなのかもしれないですね。


(グリーンデザイナー Kaoru)





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